タイと日本を行き来してビジネスする仮想通貨好きのブログです!

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2017年11月13日月曜日

Unknown 安定志向!?を求めるタイ人 / アジア諸国の人材は何を求めている!?!?
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安定志向!?を求めるタイ人 / アジア諸国の人材は何を求めている!?!?


皆さん、こんにちは!
ここ1か月間、日本へ一時帰国していてバタバタしていたこともあって、
中々ブログが更新出来ずにおりました。

日本はすっかり秋になっており、過ごしやすかったですが、
雨も続いていた日もあったので、少し肌寒かったです!

タイへ戻る前日には台風が来たり、早朝の成田空港行きの電車が運休になったり、
危うく飛行機に乗り遅れそうになるなど、大変な目に遭いながらも無事に戻ってまいりました。

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今月から11月に入り、タイでは雨期が終わったかと思いきや、
たまにスコールがあったり、今年は例年と比較して雨期が長めらしいです (´;ω;`)

本日は久々のタイに関する記事をお届けします。
今回、アジアの人材は何を求めているか!?に関してお話したいと思います。

タイ人は収入より安定が大事!?

上の写真は、2014年と少し前ですが、AIPとNNAの共同調査による結果によれば、
日本を含む8ヶ国で仕事に求めるいるものは何か?をご覧いただくと、タイ以外の国が収入を最も重要視しており、タイは「収入」よりも「安定性」を重要視している所に目がいくかと思います。

やはり収入面も大事!

個人的な見解ではありますが、タイ人は「安定性」を重要視していると思いますが、同時に「収入」も仕事に求める条件としてハズせないと考える人も少なくありません。

タイでは副業が当たり前!

最近では、タイの若者でSNS関連のネットビジネスで、お小遣い稼ぎをする大学生や、平日の昼間はサラリーマンをしながら、週末は家庭教師のアルバイトをすることで、会社からの給与だけでなく、外部で収入源を複数に増やしている人が多いです。

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タイの失業率は異常に低い!

近年、タイの失業率は1%以下を下回り、タイの転職市場も非常に賑わっていました。主に給与・キャリアアップを理由に「高給与・好待遇」の仕事があれば、直ぐ飛びつき、少しでも良い条件を提示してくれる会社へ移る人材が非常に多かった印象を受けます。それは、ある意味、現在でも変わっていない部分であるかもしれませんが (^^;

結局、安定が一番!?

しかし、ここ最近人材によっても異なりますが、タイ人求職者との面談を通して、「安定志向」が、段々強くなってきているのではないかなと、個人的に感じています。


若手人材は最も流動性が高い!

一般的に、新卒から20代後半の人材は、若く且つフットワークが軽い人も、
多いので、給与・キャリアアップを目的とした転職もまだまだ存在します。

経験者は全要素を見て判断する

それに対して、社会人経験豊富な30、40代の人材になると、「待遇面」のみならず、将来、管理職を希望する人も沢山いる為、「従業員数」「会社の設立年度」「会社の規模」「募集背景」等々確認した上で慎重に転職先を見極める傾向にあります。

管理職人材は一味違う

更に40代以上の管理職人材となれば、「高給与・好待遇」は勿論、今まで培った経験、スキルを活かすことが可能か、転職先にマッチするか否かを、イメージしながら、企業の業績情報、どのような取引先と付き合いがあるのかも、直接面接の場で質問して、見定める優秀な人材もいるのではないでしょうか。



先行きが不安になるタイ人人材の心境…

昨今では、タイ経済の不況で、事業規模縮小、福利厚生の減少、失業、解雇など、
様々な要因から、新たな職場を探さざるを得ない、けれども、転職先が上手く決まらず、苦戦している人材も少なからずいます。そのような状況下に置かれれば、安定した企業で働きたいと思う彼らの気持ちも分からないでもない気がします、、、

タイ人の景気動向に関する認識は!?

過去に、日本経済も1991年からバブル景気の後退が始まり、約20年以上にわたって、低迷していたため、比較的、日本人は景気動向に対して敏感であると思いますが、つい数年前まで、超売り手市場にいたタイ人が、不景気だと、直ぐに認識するのは、もしかしたら、難しいことなのかもしれません。

まとめ

タイはASEAN随一の経済国として、東南アジア近隣諸国の中心に位置しており、
これまでの経済発展に伴って、今後、各求職者の転職に対する意識も、今後、
徐々に変化していく可能性があるかもしれないと実感しているこの頃です。

2017年8月19日土曜日

Unknown タイでの外国人の最低労働賃金はいくら!?日本人はどのくらい貰っているの???
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タイでの外国人の最低労働賃金はいくら!?日本人はどのくらい貰っているの???

こんばんは、皆さんは今まで海外で働いてみたいなと思ったことはありますか?
人生一度きり、、、世界で自分の可能性を試してみたいな、、、など、
憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。

今回はタイでの外国人と日本人現地採用の最低労働賃金についてお話します。


日本よりタイで働く方が得!?

少し前の某媒体に「日本人にとって日本で働くよりタイで現地採用として働く方が、物価及び所得的にも今やお得であるという興味深い記事が掲載されていました。

タイと日本の物価を比較計算すると!?

5年前、タイで5万バーツで働いていた方の給与は日本円12.5万円程度でした。
現在は1バーツ=約3.3円と円安が進み、同じ5万バーツが16.5万円になります。
タイの物価は3分の1と言われており、十分に生活が出来ますので間違いないです。

日本人の最低賃金 = 5万バーツは違う!? あくまでビザ更新の条件!?

以前より、タイで働く日本人の最低給与=5万バーツというのが、
タイの法律であると考えられておりますが、実は少し違います。
厳密には法律自体は存在しておらず、タイ国家警察の省令として、
ビザを更新する際の条件の一つとして定められているにすぎません。

5万バーツ分の納税が義務づけられている!!

つまり、タイにある企業が日本人を雇用する場合、
企業側は「最低5万バーツ分の税金を払って下さい」という意味になります。
「外国人がタイで働くんだから相応の税金をタイに収めてくださいね」と、
その基準が日本人は5万バーツになっているという事なのです。

なので、そもそも法律自体が存在しておらず、
「タイで日本人が働くにあたっての法定最低賃金は5万バーツだ」というのは、
解釈が間違っているといえます。

5万バーツ未満で働いている日本人が多数いる現実!!

言い換えれば、日本人であれば5万バーツ分の税金さえ納めていれば、
5万バーツ未満の給与でも問題ありません。現に職種や業界によっては、
月収3万~4万バーツで働いている方も沢山います。


ホントの最低賃金は9,030バーツ!?

極論、タイ政府が定めた労働最低賃金は、現在日当約310バーツ、
月計算では9,030バーツで、これはタイ人並びに外国人関わらず適用されるので、
日本人の給与も9,030バーツで問題ないという事になります !

当然、納税とビザ更新は繋がっている!!

仮に税金を納めていないとなれば、入国管理局が税務申請書で確認をしている為、
ビザ・ワークパーミットの更新申請が不可となる恐れがあります。
そのため、会社側は税務申告上5万バーツとすることで、入国管理局側からは、
それに見合う税金を納めていると分かれば、更新条件をクリアする事が出来ます。


▼タイでの外国人最低賃金のデータがこちら

【国別最低賃金規定額】
60,000バーツ: 米国, カナダ
50,000バーツ: 欧州, オーストラリア, 日本
45,000バーツ: 韓国, 台湾, 香港, シンガポール, マレーシア
35,000バーツ: インド, ロシア, 中近東, 中国, インドネシア, フィリピン, 中南米
25,000バーツ: ミャンマー, ラオス, ベトナム, カンボジア, アフリカ

日本人の価値が下がっている!?

以前は日本人の最低給与額も60,000バーツでしたが、50,000バーツに下がり、
そこから現在に至るまで変わっていません。また5万バーツに下がったというのは、
グローバル経済という観点から見れば、日本人としての価値自体が、
落ちていると意見も少なからずあるかもしれません。

まとめ

タイは東南アジアの中でもヒト・モノ・カネが集まり、国の位置も好条件なので、
益々注目を集めておりますが、AEC (ASEAN経済共同体) が発足してからは、
競争が激化していく流れになるかと思います。これからタイ経済が、
どのように変化し、果たして先進国への仲間入りが出来るか?今後も目が離せません!

2017年8月3日木曜日

西浦 亮 勝間和代さんのセミナー in バンコク !
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勝間和代さんのセミナー in バンコク !

2年前、タイで開催された勝間和代さんのセミナーへ参加した時のことについてお話したいと思います。


タイ人も集まる勝間和代さんのセミナー!


私自身、ビジネスセミナーに参加したのが、
当時初めてで、非常に勉強になりました。
セミナーは昼・夜と2回に分かれており、
夜の部に参加させて頂きましたが、
約70-80名の方が集まり、日本人の方だけでなく、
中にはタイ人の方も数名いました。


キャリア志向の強い、カツマー!


既にご存知の方もいると思いますが、
勝間和代さんと言えば、女性の自立をテーマにした著書を執筆し、経済評論家、
大学院教授としても活躍しております。
彼女の生き方を支持するキャリア志向の高い女性は「カツマー」呼ばれ、
一時は社会現象になり、流行語大賞にまでノミネートされましたね

おおよそ2時間のセミナーだったので、
大学の講義を受けているような感覚に入ってしまい、
集中力が続くか否か心配でしたが、
論理的思考力が高く、早口なうえに男勝りで、
キレのある勝間さんのプレゼンに圧倒されながらも、
何とか最後まで聞く事が出来ました (笑)


3つの題材について!


今回のテーマは、アジア経済の今後の行方とAECについてでしたが、その中でもAEC発足において、
ASEAN諸国及び企業はどう対応すべきか、
ご本人より3つの意見を聞く事が出来たのは貴重でした。

1. EUのように通貨統合をしない
経済の強い、弱い国は経済成長が異なる為、
通貨レートを下げられなければ、大量の失業者を出してしまう。
経済力のある国も賃金低下をせざる負えなくなり、
財政的なダメージを受ける。結果的に弱い国が、
強い国の足を引っ張る。

2. 伸びる国、衰退する国
ASEAN各国の特徴を比較し、地理的優位性を活かす事が不可欠
今後どこが先進国の仲間入り出来るか、或いは発展途上国で終わるか、
見極めが重要。情報格差が多いか少ないかが、キーになる。

3. タイが取るべき選択
東南アジアの華僑ネットワークを十分に活用する。
台湾、シンガポールと仲良くし、
中国の情報を取り入れながら付き合いを深める。
イノベーションを起こせる土壌や人材の教育体制を整え、
更なるインフラ設備の投資を進めることで、中進国から先進国への脱皮を目指す。


ASEANに感じた将来性!


実際、2015年12月31日からAECが始まりましたが、
ヒト、モノ、カネ、サービス、投資の動きを自由化し、
日本のマーケットが少子高齢化で縮小していく一方で、
ASEANは人口、とりわけ若くして消費意欲の強い人口が増加しています。
ASEANの成長は、日本にとっても大きなビジネスチャンスだと
タイに住んでいながら、しみじみ実感しております。

タイで働く者の一人として、
今後のASEANの成長が日本の未来へ少しでもプラスになるよう
日々精進していきたいと気持ちを新たにしたセミナーでした。

2017年8月2日水曜日

西浦 亮 タイ人スタッフと働く上で重要な事とは?
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タイ人スタッフと働く上で重要な事とは?

自分自身への戒めの意味も込めて原点に戻り、
タイ人と働く上で大切な事について述べたいと思います。


郷に入っては郷に従え!


特にタイへ赴任されたばかりの駐在員の方で、日本の感覚をそのままタイへ持ってきてしまい、
知らず知らずのうちに仕事上で多くの困難に直面されるパターンも多くあるかと思います。

そうなれば、「これだからタイ人は」「タイ人はいつもこうだ」
等々で思い込み・先入観に捕らわれてしまいがちになります。

これはタイのみならず、他のASEAN諸国でも見られる場面であると思います。
しかし私達は海外で仕事をさせてもらっており、彼等からチャンスを頂いている事を忘れてはなりません。

タイはまさにASEANの中でも非常に住みやすい国で、
日本人にとっては恵まれた環境なのか、つい謙虚さを忘れやすくなると言えるでしょう。

そうすると今度は彼等から「日本人は一体何なんだ」と逆に言われてしまい、
最終的には、社内の雰囲気や人間関係まで悪影響が出かねません。


タイ人と仕事をする上で大事にしたい3つのこと!


それではタイ人と円滑に仕事を進める上で最も大切な事は何か?
大きく分けて3つにまとめてみました。

1. 人前で怒らない
日本では失敗した場合、
「馬鹿野郎!」と同僚や衆目の中で怒鳴られたりする場面が、
日常的に起こっておりますが、タイではご法度であり、実行してしまうと退職へ発展してしまう為、
一対一で柔らかい口調で話した方が上手くいく事が多いでしょう。

2. 郷に入れば郷に従え
「これが日本の常識だ」「日本ではこれが普通だ」などと、
謳い文句に業務を進めると失敗するケースが少なくありません。
タイに限らずその国の文化、商習慣をよく理解し、その国に合うビジネススタイルに沿って適応していく事が不可欠です。

3. 上から目線や見下した態度を取らない
部下には威厳を持って接する事が日本では常識とされがちですが、 
訳もなく上からのもの言い方をしてしまうと、逆にタイ人スタッフからの自身の評価を下げる事に繋がります。

以上3点挙げてみました。

タイ人スタッフとうまく付き合っていく!


当たり前のことではありますが、タイはタイ人の国であり、彼等のサポートなくして、
日本人がビジネスを上手くやっていく事はまず無理でしょう。

昨年の自分自身を振り返れば、出来ていなかった部分も恥ずかしながら、
思い当たる節もあるため、自身に対する教訓となってしまいましたが、、、 (苦笑)

2017年残りの月も初心と周囲への配慮を忘れることなく、
タイ・日本の発展の為により一層精進して参りたいと思います!

2017年7月29日土曜日

西浦 亮 タイ・日本の少子高齢化問題
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タイ・日本の少子高齢化問題

今回はタイと日本の少子高齢化問題について、
お話したいと思います。



少子高齢化がタイでも進んでいる!


タイはここ10年間で著しい経済発展を遂げてきましたが、
それと同時に『少子高齢化』に直面していると、
世間では取り上げられています。

正直、私が2012年に初めてタイに赴任するまでは、
一度も訪れた事がなかったので、
失礼ながらタイと聞くと、
子沢山というイメージを持っておりました^^;
ところが、そんな段階も既に過ぎ去っております。

東南アジアで2番目の少子高齢化社会!


タイの国民年齢は平均34歳と東南アジアの中では、
2番目に少子高齢化が進んでおり、出生率0.8%、
バンコクにおける高齢化率は10.5%と急速しています。

2022年には正式な高齢社会の仲間入りと言われており、
経済成長をもたらす人口ボーナス期も、
昨年2015年で終焉を迎えたとされ、
高度成長から低成長へと社会経済構造が、
変わっていく時期に入ります。

更に課題となっている慢性的な人材不足も、
解決されることなく、
深刻な問題とされています。


少子高齢化の原因!


一番の要因は男女の晩婚・未婚化や、
過去の人口抑制推進が背景にあります。
またタイは女性の社会進出が、
当たり前になっている為、
特に高学歴およびキャリア志向が強く、
高収入者は結婚率が低く、
低収入者は結婚率が高いという現象が起きています。


未婚も増えている!!!


しかし、収入の大小に関わらず、
日々、タイ人求職者の登録用紙を見ていくと、
男女問わず大部分の方が未婚となっており、
結婚している人の方が少ないなと感じます。

実際にタイ人求職者と面談していく過程で、
「結婚予定はありますか?」
「お子さんの予定はありますか?」と質問していくと、
「子供に時間を使うと仕事が出来なくなる」
「兄弟姉妹に子供がいるから十分」
「両親の面倒をみるから時間がない」と様々な意見を聞きます。


一方の日本は超少子高齢化社会・・


一方、現在の日本は高齢化率25.1%の超高齢化社会。
国民平均年齢は約47歳になり、
東京オリンピック開催予定の2020年には、
平均年齢が50歳にまでなると言われています。

日本もタイと同様、晩婚・未婚化が進み、
また養育費の高騰、人口減少の加速化、
ワーキングプア層の拡大が、
益々深まっております。

これらの実態から一部の日本国内の企業も、
「人材が確保出来ない」
「正社員どころかアルバイトすら集まらない」
「以前は沢山応募があったのに・・・」などと、
段々と目に見えて分かる影響が出てきております。

このように日本とタイは、
少子高齢化問題において共通点がありますが、
両国とも早い段階での対策を講じる必要があり、
日タイのより良い発展の為にも、
少しずつ改善に向かってくれれば良いなと強く感じています。