今月初めに日本語能力試験 (JLPT) が実施されました。
タイのみならず、 世界中に400万人近くの外国人日本語スピーカーがおり、
年1,2回の少ない試験回数なので合格する為、
日夜、勉強に励んでいる外国人が、年々増えているようですね。
日本人として非常に嬉しく思っています。
タイ人が日本語の勉強を始めた理由を8つ紹介!
日々、 面談でタイ人日本語スピーカーの日本語テストを実施していますが 、
沢山の外国語から、「どうして日本語を選んだのか?」 求職者へ質問すると、
男女共、日本語を勉強するきっかけは異なると気づきました。
今までによく聞く理由を下記8つあげてみました。
- 1. ジャニーズ、J-Pop、日本のアニメ・漫画・ドラマが好き。
- 2. 日本文化に興味がある。日本語の文字がカワイイ。
- 3. 日本を旅行し、日本語に興味を持った。日本に憧れている。
- 4. 家族が日本語スピーカー。日タイハーフである。
- 5. キャリア・給与アップ、昇進のため。
- 6. 現在、タイ日系企業で働いている。
- 7. 日系企業が沢山進出しているから。
- 8. 日本の治安が良い。最新技術が進んでいる。
学んだ日本語力を仕事でも活かしたい!
実際、求職者との面接で上記と同じような理由や、
若干異なった回答を聞いた方もいるかと思います。
しかし、新卒・経験者問わず、殆どのタイ人日本語スピーカーは、
「学んできた日本語を仕事で活かしたい!」と考えています。
弊社のタイ人従業員も日本語スキルアップの為に、
週末を利用して日本語学校へ通っておる者もいます。
また、タイ人日本語スピーカーの職選びの傾向として、 新卒人材の場合は、
日本語通訳・翻訳、コーディネーター、秘書などを希望し、
社会人経験のある人材は、総務、人事、営業事務、秘書、 コーディネーター等、
求める事が多く、営業職を希望する人材は極めて少数です。
(タイ人は営業に不向きだと意見を頂くこともありますが・・・)
能力別、タイの日本語手当の相場をご紹介!
ここで福利厚生として既に導入されている日系企業様も、
いらっしゃるかと思いますが、「日本語手当」 の相場をまとめてみました。
※独自調査による為、 他のソースと多少の差異はあるかもしれませんが、 予めご了承ください。勿論、例外も多数あります。
以下が相場になります。(単位 : THB)
※日本円は、THB×3.26です。
- N4 1,000 ~ 3,000
- N3 2,000 ~ 5,000
- N2 5,000 ~ 10,000
- N1 10,000 ~ 20,000
日系企業は、日本語力に対価を払うことに抵抗を持たない!
やはり、タイ人日本語スピーカーにとって日本語手当は、
魅力的な福利厚生の一つであり、日本語の資格を取得すれば、
彼らの地道な努力が報われたことになるので、個人的には、
その対価として日本語手当を支給しても良いと考えます。
現時点でタイ人日本語スピーカーが何名かいる、
または採用予定がある企業様で、 日本語手当を導入していない場合は、
是非、検討してみる価値は大いにあるかと思います。
更に、彼等の日本語能力が伸びることで、 仕事へのモチベーション向上にも繋がれば、