タイと日本を行き来して5年目の日本人アラサービジネスマンです。
バンコクの某日系企業でコンサルティング業務をしております。
今回、タイと日本の大学院進学に関してお話したいと思います。
タイ人求職者の方々と日々面談をする機会が多い中、
記入してもらった登録用紙を見ると、大学院卒が年々増加しているなと感じます。
『一体、いつ勉強しているのですか ?』 と尋ねると、
仕事が終わった後の夜間コース、または土日に学校へ行く方も多いですが、
中には仕事を辞めて学業へ専念する方もいます。
仕事が終わった後の夜間コース、または土日に学校へ行く方も多いですが、
タイ人が大学院へ行く理由
なぜ、彼・彼女達はそこまでして大学院へ行くのでしょうか。
求職者や知人等、様々な方に尋ねた結果、 概ね以下のような理由に分類されます。
1. 専門知識、キャリア・スキル向上
2. 将来、中間管理職、経営者になるため
3. 給与アップ
4. 社会的ステータス
5. 人脈作り(様々な人材がいる、例えば富裕層、 財閥企業の跡取りなど)
大学院の中でもタイは、文系・理系問わず特に『MBA』 進学の人気があり、
タイの最高学府であるチュラロンコーン大学のMBAは、2年制のプログラムで、
100万バーツほど(約360万円)なので、日本や米国および欧州圏と比べて、
約1/ 3のコストで収まる為、非常に魅力的です。
現地での生活費など安く済むため、最近は日本人をはじめ多くの外国人が、
タイの大学院へ留学をしてい るケースも増えています。
タイは日本以上の学歴社会であり、 社会的地位を気にする民族であると言えるでしょう。
100万バーツほど(約360万円)なので、日本や米国および欧州圏と比べて、
約1/
現地での生活費など安く済むため、最近は日本人をはじめ多くの外国人が、
タイの大学院へ留学をしてい
タイは日本以上の学歴社会であり、
日本人の大学院進学
一方、日本で大学院進学をする方は理系、教職、
或いは、法科大学院へ進学し、弁護士を志すといったケースが見られますが、
タイほど進学する方は少ないのではないでしょうか。
或いは、法科大学院へ進学し、弁護士を志すといったケースが見られますが、
タイほど進学する方は少ないのではないでしょうか。
理系は専門技術、研究開発などを活かせる為、 仕事に繋がりやすく、給与にも反映される可能性が高い、 且つ文系と比較して専門性が高いので他の分野へ移動も出来きます 。
文系は教員や弁護士といった資格を必要とするものは別としても、
MBAを含む文系大学院は、学んだ専門知識をすぐに即戦力として企業で活かせるのか?と問われると、理系ほど技術・ 専門性が薄いので活躍出来る分野も狭まくなりがちと思われるので はないでしょうか。
MBAを含む文系大学院は、学んだ専門知識をすぐに即戦力として企業で活かせるのか?と問われると、理系ほど技術・
今まで日本が持つ大学院卒の断片的なイメージは、変わり者で、 頭でっかちな理屈屋、
プライドが高く、企業としては使いにくい印象を少なからず持たれがちなため、
受け入れにくい傾向があったと思います。
プライドが高く、企業としては使いにくい印象を少なからず持たれがちなため、
タイと日本では、大学院進学の考え方が異なる?
このようにタイと日本では大学院進学に対する考え方が、
異なっていると言えるのではないでし ょか。大学院進学に積極的で学歴重視するタイと、 あくまでも実務に基づいた経験を大事にする日本。
変化が著しい今の世界、将来、 両国の価値観が如何にして変わっていくのか、目が離せません。
異なっていると言えるのではないでし
変化が著しい今の世界、将来、
最後まで読んでいただきありがとうございます!