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2017年7月29日土曜日

西浦 亮 オンラインカジノは違法なのか?実は無問題?
V+1

オンラインカジノは違法なのか?実は無問題?

2016年3月に国内初めて、
オンラインカジノプレイヤーが3名摘発されるという報道がありました。


結局3名とも不起訴!


現状の日本の賭博法を、オンラインカジノに適用することは不可能であり、
無理矢理の法解釈で摘発されたこの3名のプレイヤーに対する対処を、
強く批判する声もあり、摘発されたプレイヤーの不起訴が確定しました。

以下のブログ記事をご覧ください:
http://ameblo.jp/gamblelaw/entry-12235518621.html

こちらは摘発された3名のうち、1名を弁護した弁護士が書いた記事になります。


内2人は、罰金刑を受け入れた!


摘発された他の2名についてまず説明します。
摘発された3名のうち2名は、
公判で争わず、「略式起訴」による罰金刑をそのまま受け入れています。

「略式起訴」とは、実際に刑事裁判を行わず、
罰金だけ払って済ませる簡素的な手続きです。

つまり、略式起訴で罰金刑にする場合は、
法律上妥当であるかを裁判で争うことがなく、
刑が確定することになります。


一人は、不当だと訴えた!


ただし、上記ブログの弁護士が弁護したプレイヤーに関しては、
この摘発自体が法律に則っていない、
不当なものだと主張し、争うことを選択しました。

そして結果として不起訴が成立したことになります。


日本で行われた摘発が不当であるということを
国際オンラインゲーミング業界の多くが主張してきましたが、
実例として不起訴になったことは、日本市場にとって大きな進展と言えます。


この弁護士の方が不起訴にした法律上の根拠であります。
ブログ記事を要約しますと、

通常賭博法とは賭博を提供している、いわゆる運営者側を処罰するためにあります。
そして、プレイヤーに関しては、運営者を有罪とする捜査に付随する罪という位置づけになります。


オンラインカジノは合法的に行われている!


オンラインカジノの場合は、
運営者は海外のライセンスを取得して運営している以上、
完全に合法的に行われています。

つまり、
「胴元の運営者を賭博罪で有罪にすることができないとわかっていて、
プレイヤー側だけを処罰することは不当である。」

実際に、賭博犯の捜査は胴元の検挙を目的とするべきだと、
「賭博事犯の捜査実務」でも書かれているとのことです。


やはりこの3名のプレイヤーを摘発したこと自体、
どれだけ不当なことだったかがわかります。


結論として


不当な摘発だというちゃんとした法律の解釈による
不起訴の実例が確定して嬉しく思いますが、

ヨーロッパの各国のように、
今後日本がどのようにオンラインカジノを法整備するかの議論にまで、
発展してくれればと考えています。