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2017年7月31日月曜日

西浦 亮 発展とともに露呈するブランド志向のタイ人! ~ タイの階級社会と日本の格差社会
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発展とともに露呈するブランド志向のタイ人! ~ タイの階級社会と日本の格差社会

2017年も残すところ、折り返し地点まで来ました。
毎年、繰り返し言っている気がしますが、毎日が本当にあっという間ですね!

今回はタイの階級社会と日本の格差社会について述べたいと思います。



タイに赴任された際に、驚いたこと!


4年前、私がタイへ赴任したばかりの頃、既にバンコクはBTS / MRT付近を中心に、
あちこち、ショッピングモールや数々の広告宣伝がありました。モールの中は、
海外ブランド品、高級スポーツカーのショールーム、コンドミニアム販売の宣伝など、
ズラッと並んでおり、あまりの凄まじい勢いに驚きを隠すことが出来ませんでした。

今では、タイは富裕層が増え、中流階級以上のタイ人がブランド品を買い漁っている、
姿を目にします。既に気付いている人も多いと思いますが、タイは日本と比較しても、
社会的ステータスが非常に重要視されているなと感じております。

ブランド志向、そして見た目重視のタイ人!日本人と似てますねw


一般的にタイ人はブランド思考が高く、所持している物の見た目やクォリティーが、
最も大事であり、彼等の第一印象に大きく影響します。相手に対して自分をお金持ち、
ハイソに見せる意識が、とても大切であると聞きますが、我々日本人からすれば、
「見栄っ張りなだけじゃん (笑)」、と言いたくなります^^;


タイ王国での階級とは?


ちなみに、タイの社会的地位に基づく階級は、高級官僚・軍人、華僑中心の財閥家集団、
大企業の役員、中小資本家、管理職、大卒会社員、高卒労働者、店員の順に、
位置付けされており、非熟練労働や農民は最下級とされています。

タイ人の友人の話によれば、タイ人は自身が、どの階級にいるのか自覚しており、
格差を受け入れて、同じ階級同士で共存していく社会が、タイであると言います。
外国人から見ると気づきにくいですが、タイに住んで、彼等の人間関係を観察すると、
何度もタイの階級社会の現実を目の当たりにした人もいるのではないでしょうか。


韓国並みの学歴社会!


また、タイは学歴社会でもあり、タイ人の大卒者は高卒者と一緒に働くなど、
まずありえないと思っており、大卒同士でも、エリート意識の強い、チュラロンコン、
タマサート、カセサート、アサンプション大卒のごく一部は、偏差値の低い大卒者とは、
友達にはなれないと言う人もいますが、思わず耳を疑ってしまいます (苦笑) 

一方、日本は昔「一億中流社会」と言われ、多くの家庭が日々食べるものに困らず、
贅沢でなくとも、何一つ不自由ない生活していく事が出来ました。そして、殆どの人が、
自分の生活水準は中流であり、皆と同じ暮らしを送っていると考えておりました。

しかし、バブル経済の崩壊後、所得格差、貧富の差が進んでいき、タイと比べて、
極端に大きな格差はないとされていますが、徐々に格差社会へと変わってきています。


日本でも進むであろう、格差社会!


今後、日本でも、さらに格差が広まり、階級が生まれれば、
別世界が作り出されることで、身分制度の社会が出来上がってしまう可能性も否めません。
一度タイや諸外国のように階級が決まると、二度とそこから、
這い上がる事の出来ない社会の中で、生きていかなくてはいけなくなります。
これは私達、日本人にとっても、決して、他人事とは言えないのではないでしょうか。


最後に!


普段、「階級」「格差」など、中々、考える機会が少ないため、
今回は、このようなテーマについて記載させていただきました。

皆さんは、どのようにお考えでしょうか?