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2017年7月29日土曜日

西浦 亮 必見 ! タイ日系企業の福利厚生と相場
V+1

必見 ! タイ日系企業の福利厚生と相場

日々求職者と面談を実施していく中で、やはり彼らにとって福利厚生は、
転職先を決める大きな要素の1つだと実感しております。


福利厚生が重要視するタイの求人者!

タイのような転職が活発な国において、特に新卒を除く社会人経験者は、
前職と現職の待遇面を見て、次の転職先はどのような福利厚生を設けているのかと、
誰もが重要視していると言えるのではないでしょう。

タイ日系企業の福利厚生!

そこで今回はタイ日系企業が導入している福利厚生の種類と、
手当の相場を改めて整理したいと思います。

※金額相場は全て弊社調査に基づく一般情報になります。

1. 交通費
1,000 ~ 2,000バーツ / 月
自宅から会社までの往復実費計算もあります。

2. 皆勤手当
500 ~ 1,500バーツ / 月
あるいは初めの1ヶ月500バーツ支給後、
月毎に数百バーツ上昇していくパターンもあります。
タイ人従業員の遅刻・早退・欠勤の予防にもなります。

3. 生活手当 (COLA)
500 ~ 1,000バーツ / 月
物価上昇に伴う生活費の上昇分を予想して導入されるケースが多く
特に日系メーカーなどが積極的に導入しています。

4. 食事手当
1,000 ~ 2,000バーツ / 月
一日当たり50 ~100バーツ支給。
工場を所有しているメーカー企業の中には、
食堂が整備されている場合も多く、無料で食事を済ませる事も出来ます。

5. 退職積立金制度 (Provident Fund)
給与の約2~最大15%を毎月会社と被雇用者で、
基金を積み立て運用されることで収益も受け取る事が出来ます。
ただし通常は企業側より積立額は、予め固定で決まっている場合が殆どで、
勤続年数が長くなればなるほど、賃金に明確な違いが出てきます。
最近導入している企業が増えてきております。

6. 団体医療保険
外来診療費(OPD) :1,000~2,000バーツ
通常年間30回までが限度となっており、超過分は自己負担になります。
90%以上の日系企業加入しており、近年では欠くことが出来ない手当の1つです。

7. 歯科保険
固定相場:5,000 ~20,000バーツ / 年
タイでは日本以上に歯を気にする傾向にあり、
笑うと矯正している人を多く見かけますね。
清潔な白い歯が好印象であると思っており、日本人以上に手入れをしています!(笑)
なので、タイ人にとっては、非常に有り難い手当でしょう。


以上、各々の福利厚生を挙げてみました。
既に幾つか導入されている企業様もいると思いますが、
依然として福利厚生は人材側にとって、
転職先を決める大事な部分でもあります。


優秀な人材を確保するのに欠かせない手厚さ!

つまり充実した福利厚生を整えている会社側としても、
優秀な人材確保の為の強みにもなりえます。

更に既存の従業員定着化を図ることにも繋がります。
将来的に福利厚生の見直しを検討されている、
企業様は参考資料の1つとして、ご活用頂けましたら幸いです!