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2017年7月29日土曜日

西浦 亮 日本人には理解しづらいタイ人の驚きの退職理由とは!? タイ人・日本人の忠誠心の違い
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日本人には理解しづらいタイ人の驚きの退職理由とは!? タイ人・日本人の忠誠心の違い

タイは雨季に入りましたが、日々雨が続くと、いつどこへでも折りたたみ傘は、手ばなせないですね^^;
今回はタイと日本の忠誠心の違いについてお話したいと思います。


タイ人は人に会社ではなく人につく!


先月末、某日系企業様が、主催されたセミナーへ参加しました。
そこで議題として「なぜタイ人はすぐに会社を辞めるのか ?」という話が出ました。

その中で最も印象に残ったことは、タイ人は会社ではなく「人につく」という点です。

ヒアリングから明らかになる退職理由!


弊社でも、日々、求職者との面談を実施しており、退職理由を伺っていますが、
じっくり聞いてみると、前任の日本人上司が本帰国した先輩・同僚が、
退職したからなどの理由で、辞めたいという本音が、明らかになることがあります。

過去に衝撃的だったのが、以前、タイ人マネージャーが退職した途端、
その部下達も一気に辞めてしまったという事例を聞いた事があります。


その他の退職理由


勿論、人材によっては、高い給与額で内定を受けた為、
そちらへ転職したという方もいれば、一部例外では前職にリファレンスを取ると、
退職した理由が、全く別の理由だったと発覚したこともあります。

彼等の忠誠心は、実は会社に向いているのではなく、職場で築いた「人」が、
重視されていると、後になって分かったという方もいるかと思いますが、
これは決して大袈裟ではないと言えるのではないでしょうか。


日系企業でもタイ人従業員との関係性を築いている企業もある。


しかし、タイ人は「人」へ尽くすという特徴をよく活かし、新卒から入社して、
10年、20年選手として、タイ人従業員が長期的に勤務し、
低い離職率を維持されている、タイ日系企業様も沢山いるかと思います。


タイ人との仕事するのに必要なのは、対人スキル!


また、タイ人は職種別での採用が殆どで、職に就くとされていますが、
仕事の範囲を理解し、タイ人との人間関係を積極的且つ継続的に築くことが、
非常に大切ではないかと感じております。
一方、昔から日本では同じ会社で長く働き続ける事が、美徳とされ、愛社精神の高さを、
強みとしてきました。従来の日本における忠誠心を象徴するものと言えば、
終身雇用制、年功序列、手厚い福利厚生の仕組みなどが当てはまるでしょう。


日本人との会社へ対する考え方の違いによるカルチャーショック!


ですが、その多くが失われてしまった今は、支える仕組みをなくして、
依然とした会社への忠誠心を持たせようとなると盲従が蔓延り、閉鎖的な組織が、
出来上がってしまう可能性があり、近年、日本でも会社に対する忠誠心に、
疑問や違和感を覚える人も増えております。

このように日本人も忠誠心に対する考え方が、大きく変化してきているのが分かります。


まとめ


タイと日本の両国が持つ忠誠心は、各々異なりますが、
個人的な意見として、日本人、タイ人国籍関係なく、一緒に働く者として、
対等に向き合い、お互いにとってより良い関係を作っていくことで、
従業員一人一人の忠誠心が、本当の意味で保たれていくのではないかと思います。