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2017年7月29日土曜日

西浦 亮 【競馬】2018年から降級制度廃止に思うこと、馬主に優しくない処置!
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【競馬】2018年から降級制度廃止に思うこと、馬主に優しくない処置!

2017年になって、降級制度廃止が検討されていましたが、
ついに正式に廃止されることが決定しました。


降級制度とは?


夏になると、賞金が半分になって
グレードの低いレースに出走できるようになる制度の事です。

ちなみに競馬には、以下の階級分けが存在する。
  1. 新馬
  2. 未勝利
  3. 500万以下
  4. 1000万以下
  5. 1600万以下
  6. オープン

例えば、賞金1400万の馬がいるとしよう。
普通であれば、1600万以下のレースもしくは、オープンのレースにしか出走できない。

この馬は、500万以下などのレースに出走できません。
出走しようものなら、能力差は明らかで圧勝してしまうので、ギャンブルとして競馬が成り立たなくなってしまうからです。

この馬が、夏を迎え「降級馬」になると、
賞金が半額の700万になり、1000万以下のレースに出走することが可能になります。
一度、勝ったことのある階級でのレースなので有利になります。


なぜ降級制度が廃止されたか。


夏になると、降級する馬が多いクラス(1600万以下、1000万以下)の出走馬が激減してしまいます。
そのため、10頭に満たない少頭数でのレースが、1600万以下、1000万以下で多くなってしまう。
それを抑制するための処置とのことです。


馬主は降級制度廃止に怒っている!


馬主からすると、降級制度廃止されてしまうと困ります。
1000万以下、1600万以下クラスは、非常にハイレベルなクラスなので実力があってもレースに勝つことが難しいクラスになります。

そのクラスから抜けれない出走馬は、賞金稼ぐことができないため、一度勝ったことのあるクラスに降級することは、その馬にもう一度賞金を稼いでもらうチャンスなのです。
それを廃止されるわけだから、馬主にとっては面白くない話であるのは当然です。


馬券を買う、予想する立場からすると。


馬券を買う立場からすると、「夏競馬は降級馬を買えばいい!」という流れがなくなるので、予想しづらくはなると思います。そして、人気薄の降級馬を狙って買うということもできなくなります。


ビギナーにとってはプラス材料!


「降級」というややこしいルールをなくした方が、ビギナーにとってプラス材料です。
ビギナーは降級という仕組みを知らないため、降級馬がおいしいと気づきません。
ただ、廃止してしまえば経験による不利有利が少しはなくなります。


個人的には


廃止については反対です。
競馬の面白さは、複雑さとデータ分析だと思います。

競馬っておもしろいな、もっと調べよう、
へー降級っていうのもあるのか、今度チェックしてみよう
とかの複雑さが1個消えてしまうのは寂しく感じます。

また、データ分析するときも、分析するためのファクターが一つなくなってしまいます。
競馬って、「奥が深いな、おもしろいな」が1個なくなってしますのはなんか寂しいです!