自分自身への戒めの意味も込めて原点に戻り、
タイ人と働く上で大切な事について述べたいと思います。
郷に入っては郷に従え!
特にタイへ赴任されたばかりの駐在員の方で、 日本の感覚をそのままタイへ持ってきてしまい、
知らず知らずのうちに仕事上で多くの困難に直面されるパターンも 多くあるかと思います。
そうなれば、「これだからタイ人は」「タイ人はいつもこうだ」
等々で思い込み・先入観に捕らわれてしまいがちになります。
これはタイのみならず、 他のASEAN諸国でも見られる場面であると思います。
しかし私達は海外で仕事をさせてもらっており、 彼等からチャンスを頂いている事を忘れてはなりません。
タイはまさにASEANの中でも非常に住みやすい国で、
日本人にとっては恵まれた環境なのか、 つい謙虚さを忘れやすくなると言えるでしょう。
そうすると今度は彼等から「日本人は一体何なんだ」 と逆に言われてしまい、
最終的には、社内の雰囲気や人間関係まで悪影響が出かねません。
タイ人と仕事をする上で大事にしたい3つのこと!
それではタイ人と円滑に仕事を進める上で最も大切な事は何か?
大きく分けて3つにまとめてみました。
1. 人前で怒らない
日本では失敗した場合、
「馬鹿野郎!」と同僚や衆目の中で怒鳴られたりする場面が、
日常的に起こっておりますが、タイではご法度であり、 実行してしまうと退職へ発展してしまう為、
一対一で柔らかい口調で話した方が上手くいく事が多いでしょう。
2. 郷に入れば郷に従え
「これが日本の常識だ」「日本ではこれが普通だ」などと、
謳い文句に業務を進めると失敗するケースが少なくありません。
タイに限らずその国の文化、商習慣をよく理解し、 その国に合うビジネススタイルに沿って適応していく事が不可欠で す。
3. 上から目線や見下した態度を取らない
部下には威厳を持って接する事が日本では常識とされがちですが、
訳もなく上からのもの言い方をしてしまうと、 逆にタイ人スタッフからの自身の評価を下げる事に繋がります。
タイ人スタッフとうまく付き合っていく!
当たり前のことではありますが、タイはタイ人の国であり、 彼等のサポートなくして、
日本人がビジネスを上手くやっていく事はまず無理でしょう。
昨年の自分自身を振り返れば、 出来ていなかった部分も恥ずかしながら、
思い当たる節もあるため、 自身に対する教訓となってしまいましたが、、、 (苦笑)
2017年残りの月も初心と周囲への配慮を忘れることなく、
タイ・日本の発展の為により一層精進して参りたいと思います!