タイと日本を行き来してビジネスする仮想通貨好きのブログです!

2017年8月19日土曜日

Unknown タイでの外国人の最低労働賃金はいくら!?日本人はどのくらい貰っているの???
V+1

タイでの外国人の最低労働賃金はいくら!?日本人はどのくらい貰っているの???

こんばんは、皆さんは今まで海外で働いてみたいなと思ったことはありますか?
人生一度きり、、、世界で自分の可能性を試してみたいな、、、など、
憧れを持っている人も多いのではないでしょうか。

今回はタイでの外国人と日本人現地採用の最低労働賃金についてお話します。


日本よりタイで働く方が得!?

少し前の某媒体に「日本人にとって日本で働くよりタイで現地採用として働く方が、物価及び所得的にも今やお得であるという興味深い記事が掲載されていました。

タイと日本の物価を比較計算すると!?

5年前、タイで5万バーツで働いていた方の給与は日本円12.5万円程度でした。
現在は1バーツ=約3.3円と円安が進み、同じ5万バーツが16.5万円になります。
タイの物価は3分の1と言われており、十分に生活が出来ますので間違いないです。

日本人の最低賃金 = 5万バーツは違う!? あくまでビザ更新の条件!?

以前より、タイで働く日本人の最低給与=5万バーツというのが、
タイの法律であると考えられておりますが、実は少し違います。
厳密には法律自体は存在しておらず、タイ国家警察の省令として、
ビザを更新する際の条件の一つとして定められているにすぎません。

5万バーツ分の納税が義務づけられている!!

つまり、タイにある企業が日本人を雇用する場合、
企業側は「最低5万バーツ分の税金を払って下さい」という意味になります。
「外国人がタイで働くんだから相応の税金をタイに収めてくださいね」と、
その基準が日本人は5万バーツになっているという事なのです。

なので、そもそも法律自体が存在しておらず、
「タイで日本人が働くにあたっての法定最低賃金は5万バーツだ」というのは、
解釈が間違っているといえます。

5万バーツ未満で働いている日本人が多数いる現実!!

言い換えれば、日本人であれば5万バーツ分の税金さえ納めていれば、
5万バーツ未満の給与でも問題ありません。現に職種や業界によっては、
月収3万~4万バーツで働いている方も沢山います。


ホントの最低賃金は9,030バーツ!?

極論、タイ政府が定めた労働最低賃金は、現在日当約310バーツ、
月計算では9,030バーツで、これはタイ人並びに外国人関わらず適用されるので、
日本人の給与も9,030バーツで問題ないという事になります !

当然、納税とビザ更新は繋がっている!!

仮に税金を納めていないとなれば、入国管理局が税務申請書で確認をしている為、
ビザ・ワークパーミットの更新申請が不可となる恐れがあります。
そのため、会社側は税務申告上5万バーツとすることで、入国管理局側からは、
それに見合う税金を納めていると分かれば、更新条件をクリアする事が出来ます。


▼タイでの外国人最低賃金のデータがこちら

【国別最低賃金規定額】
60,000バーツ: 米国, カナダ
50,000バーツ: 欧州, オーストラリア, 日本
45,000バーツ: 韓国, 台湾, 香港, シンガポール, マレーシア
35,000バーツ: インド, ロシア, 中近東, 中国, インドネシア, フィリピン, 中南米
25,000バーツ: ミャンマー, ラオス, ベトナム, カンボジア, アフリカ

日本人の価値が下がっている!?

以前は日本人の最低給与額も60,000バーツでしたが、50,000バーツに下がり、
そこから現在に至るまで変わっていません。また5万バーツに下がったというのは、
グローバル経済という観点から見れば、日本人としての価値自体が、
落ちていると意見も少なからずあるかもしれません。

まとめ

タイは東南アジアの中でもヒト・モノ・カネが集まり、国の位置も好条件なので、
益々注目を集めておりますが、AEC (ASEAN経済共同体) が発足してからは、
競争が激化していく流れになるかと思います。これからタイ経済が、
どのように変化し、果たして先進国への仲間入りが出来るか?今後も目が離せません!